010が行く！

7月のはじまりが良いお天気になりました。

口蹄疫の新たな疑似患畜も見られないようになり、収束の方向へと向かいつつあるのでしょうか？
明けない夜はない。止まない雨はない。

このまま南国宮崎のいつもの夏になってもらいたいと思います。

そして風評被害と言われるものを、今後いかに打ち消して、いろんな経済活動を再構築できるのかという大きな課題が残っています。

宮崎県内のあらゆる事業に携わっている皆さんも、多かれ少なかれ「風評の被害」を感じられていることだと思うます。

とある県のいろんなお魚を見る事が出来る施設では
　　場内アナウンスで呼ばれて、退去を告げられたとか
多分、宮崎ナンバーの車両の持ち主と言うことでだと思います

とある県で昼食に立ち寄ろうとしたら
　　宮崎ナンバーの車両の方はご遠慮いただきますと言われたとか

そんな話を聞いたりします。

「あまりにも酷いじゃないか！そこまで差別するのか！」

とうぜん腹立たしく感じますよね。

でも、思うのですが
今回のような伝染病を阻止する為には、不特定多数の人が訪れるであろう施設としては、当然のことだと思うのです。

これが立場が逆で、宮崎県が伝染病の侵入を阻止する立場であれば、やはり当該地域の方々はご遠慮願うのでは？

しかも宮崎県が非常事態宣言を出して、不要不急の外出はしないように全県民に呼びかけをしているのですから
個々の行動にも非常事態ということの重みを考えなくてはいけない事だと思うのです。

反面では、そのような措置をとる施設や経営者は、今回の口蹄疫のことを正しく理解できての行動なのかも疑問があります。

では、どのような状態になったら、宮崎県民を温かく迎え入れてくれるのか？
そのような措置を講じるのであれば、晴れて正常化された後にアフターケアーをするような寛大な気持ちを持ってのことなのか？
ただ、なんとなく規制しているだけの施設やお店には、今後の期待も興味を沸かないように思うのですが。

仕事柄、たまにそのような施設に立ち寄ることもあるのですが、個人的にはそのような所には恨みつらみが残ることでしょう。

施設としては当然のことをするわけですが、その理由やどのような状態になったら解禁する旨の告知は、ホームページなどでハッキリと示して欲しいものです。

宮崎県から訪れる事によって、かなりの経済効果があったのでしょうから、晴れて解禁したあとの事まで考えているのでしょうかね？


非常事態下の県民も、むやみに行動するとのこのような誤解をまねく事を、理解しないといけないと思います。


今回の自体で失ったものは、あまりにも多すぎます。

しかし、宮崎県民はこの辛さ、悲しさの中で経験したものもあるはずです。

その経験をもとに、宮崎の復興をしていくことを